8月13日(土)
そっか、寂しい、って、隠さなくていい。
みんな、寂しいんやから。
弱いのも、隠さなくていいんや。
周りの人に頼ればいいんや。
一人じゃどうしようもなくっても、周りの人の言葉ですごく心が晴れることがある。
そう、この20年間、いつだって落ち込んだときは、ママが助けてくれた。なんでも聞いてくれた。誰にも言えない弱い考えや寂しさもぜんぶ、すべてを受け止めてくれるママに話した。そこには恥ずかしさも何もなくって。それはママが無条件にわたしを認めてくれることを知っていたから。
<もう少しまわりの声を聞いてくれれば…と思うことはたまにあります。
まわりはマイナスの存在ではないのですから。>
ってパパが送ってくれたメール。
今はじめてわかった。
まわりはマイナスの存在ではない。
じぶんよりできる友達に焦ったり。
なにをやっても上手くいかない自分に失望したり。
そう思っているうちに、自分の殻に閉じこもってた。
まわりと関わる中で、これ以上傷つくのが怖くて。
でも、敵はまわりじゃない。敵は、自分や。
ひとと会うたびに、きっと自分とその人を比べてる。そして、どれだけ自分が輝いてみえるかを確認してる。そして失望する。
それはきっと、自分が自分を否定してるから。
人よりできないことが怖いんや。認めたくない。
できないことを認めないから、できるように努力しようとする気になれないだけ。きっと。
そしてできないとき、どうしようもないときは、まわりに頼ればいい。
道に迷ったとき、自力で帰れなかったけど、周りの人が助けてくれた。
それでいいんや。なにも自分だけで進まないといけないわけじゃない。
この巡礼だって、たったひとりでやる頭イカれた孤独の挑戦やと思ってたけど、違う。
わたしは、ここで生きてるんや。まわりがいて、関わって、生きてるんや。
心配してくれる家族がいて、そして旅に出るんや。
怖がって、まわりを拒絶してるのは自分。それだけなんや。
そう、前に進もう。周りの人と関わり合って、そうやって。
ママ、パパ、ありがとう。